【2月6日 AFP】トルコ東部ワン(Van)県で4日夜、雪崩が発生し、小型バスなどが巻き込まれた。さらに雪に埋もれた人々の救助活動が行われていた5日午前にも雪崩が再び発生し、バスに乗っていた5人や救助隊員ら少なくとも38人が死亡した。

 トルコ災害緊急事態対策庁(AFAD)の発表によると、5日午前11時(日本時間午後6時)過ぎごろ2度目の雪崩があり、バスの救助活動を行っていた救助隊員と民間人33人の遺体が見つかった。バスに乗っていた5人も死亡し、2度の雪崩での死者は合計38人となった。負傷者は53人という。

 最初の雪崩からは8人が救出された。テレビには山地をはい上がった救助隊員ら数十人が猛吹雪の中、雪をかき分け、埋もれた人々を捜索する様子が映し出されている。

 地元メディアによると、現在も雪に埋もれ行方不明となっている人の数は不明で、トルコのファフレッティン・コジャ(Fahrettin Koca)保健相は、今後犠牲者が増加する恐れがあると警告している。(c)AFP