【2月3日 AFP】(図解、写真追加)米大統領選の民主党候補指名争いの初戦となる中西部アイオワ州での党員集会を翌日に控え、候補らは2日、集会を開いたり握手をしたりするなど、最後の追い込みを行った。

 民主党候補指名争いには明らかな最有力候補がいないため、3日の党員集会には緊迫した空気が漂っている。

 人口300万人のアイオワ州で精力的に選挙戦を展開してきた候補の中で、左派のバーニー・サンダース(Bernie Sanders)上院議員(78)が支持率トップ。僅差でジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領が続いている。

 候補の中でも最年長のサンダース氏は、アイオワ州シーダーラピッズ(Cedar Rapids)で開かれた集会で数千人の支持者に向かい、「米近代史上最も危険な大統領を打倒しなければならない」「3日夜、アイオワ州ですべてが始まる」と訴えた。

 アイオワ州の党員集会は3日午後7時(日本時間4日午前10時)、学校や劇場、教会など約1700か所で開かれ、民主党員として登録済みの60万人超が、自らが選んだ候補者の旗の下に立ち意思表示を行う。(c)AFP/Elodie CUZIN