【1月31日 AFP】中国外務省は30日、新型コロナウイルス流行の中心地となっている湖北(Hubei)省から海外に渡航中の中国人を帰国させるため、「可及的速やかに」チャーター機を派遣するとの政府方針を明らかにした。

 外務省の華春瑩(Hua Chunying)報道官は、チャーター機派遣について「湖北省の市民、とりわけ武漢(Wuhan)から渡航した人々が海外で直面している実際の困難」を念頭に置いた対応だと説明した。

 新型ウイルスの感染拡大を受け、既に複数の航空会社が中国便の運航停止や本数削減を発表している。また、流行への懸念が世界各地に広がる中、イタリア在住の中国人らは「目には見えない人種差別」をイタリア人から受けていると訴えている。(c)AFP