【1月28日 AFP】新型コロナウイルスの感染拡大について調査している香港大学(HKU)の研究班は27日、このウイルスの世界規模の流行を防ぐためには各国政府が「厳格な」移動規制を実施する必要があると提言した。

 香港大の研究班は、新ウイルスの流行を監視する世界中の学者らのネットワークである、世界保健機構(WHO)の感染症疫学・予防協力センター(Collaborating Centre for Infectious Disease Epidemiology and Control)に加わっている。

 同班は、中国・武漢(Wuhan)で発生した新型コロナウイルスの拡散が加速しているとする警告を発表。

 代表の梁卓偉(Gabriel Leung)教授は「われわれは、この流行病が世界規模の流行病になろうとしている状況に備えておかなければならない」と述べ、「そのうちにではなくより早い段階で、人々の移動を制限する実効性のある厳格な措置を取るべきだ」と提言した。

 香港大学は、症状が出ていない患者からも感染し得ることを示唆する科学的根拠が得られており、感染者数が25日の時点で4万4000人に達している可能性もあると指摘。

 梁教授は、感染者数は6日ごとに倍増し、現在流行が確認されている地域では4~5月にピークを迎えるとの見通しを示しながらも、効果的な公衆衛生措置が実施されれば、この拡散速度の抑制は可能だと話している。(c)AFP