【1月26日 AFP】(更新)中国当局は26日、野生動物の取引の一時的な禁止を命じた。新型コロナウイルスをめぐっては、野生動物を食用として販売していた市場が発生源とみられており、同国は流行を食い止めるのに全力を注いでいる。

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 この禁止令は、農業農村省、国家市場監督管理総局(State Administration for Market Regulation)、国家林業草原局(National Forestry and Grassland Administration)が発令。

 すべての野生動物の飼育、輸送、販売が「発表した日から全国的な流行が終わるまで」禁止される。

 また、あらゆる商店、市場、飲食店、電子商取引プラットホームにおいて、「いかなる形態であれ野生動物の取引が厳格に禁じられる」という。

 今回の禁止令は、「消費者は野生動物を食することについてのリスクを十分に理解し、野生のものの獣肉を避け、健康的な食生活を送らなければならない」としている。

 新型コロナウイルスは、さまざまな種類の野生動物が販売されていたとされる中国中部・武漢(Wuhan)の市場が感染源とみられている。このウイルスにより、中国では56人の死亡が確認され、同国全土で2000人近くが感染したほか、海外12か国へと感染が拡大した。

 自然保護活動家らは長年にわたり、 食用や食材、伝統薬の材料として珍しい野生動物の闇取引を許容しているとして、中国を非難してきた。 取り引きされる動物には、絶滅の恐れが非常に高いセンザンコウやトラなども含まれる。(c)AFP