【1月24日 AFP】(更新)中国当局は24日、新型コロナウイルスの流行発生地とみられている中部・湖北(Hubei)省以外で2人目の死者を確認したと発表した。流行を食い止めるための交通遮断措置の対象は、湖北省の武漢(Wuhan)と周辺7都市に拡大され、合わせて約2600万人の移動が制限されている。

 当局によると24日、武漢から約2000キロ離れた北東部・黒竜江(Heilongjiang)省で新型コロナウイルスに感染した1人の死亡が確認された。これにより、今回の流行による死者は26人となった。感染者は830人に上っている。

 一方、流行発生地とされる湖北省の武漢に近い人口240万人の黄石(Huangshi)市は、24日午前10時(日本時間同11時)をもって各交通機関の運行を停止。長江(揚子江、Yangtze River)を渡る橋とフェリーターミナルを閉鎖した。

 これに先立ち、100万人都市の潜江(Qianjiang)市も、同市を出発する長距離バスや観光バス、公共交通機関の運行を23日夜で中止した。

 このほか武漢、仙桃(Xiantao)市(人口150万人)、赤壁(Chibi)市(同50万人)、鄂州(Ezhou)市、黄岡(Huanggang)市、利川(Lichuan)市がこれまでに交通遮断措置を取っている。(c)AFP