【1月21日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)は20日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第1シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)はひやりとする場面があったが、世界120位のレシヤ・ツレンコ(Lesia Tsurenko、ウクライナ)に5-7、6-1、6-1で逆転勝利し、2回戦に進んだ。

 出遅れながらも、途中からは一気に勝利へ突き進んだ世界1位のバーティは、ポロナ・ヘルツォグ(Polona Hercog、スロベニア)とレベッカ・ペテルソン(Rebecca Peterson、スウェーデン)の勝者と2回戦で対戦する。

 オーストラリア人選手として、1978年のクリス・オニール(Chris O'Neil)氏以来となる全豪オープン優勝へ大きな重圧がかかる中、この日はスタートは精彩を欠いたが、試合後には常に主導権を握れていたように感じたと振り返った。

 18日にアデレード国際(Adelaide International 2020)を制し、今季初タイトルを手にしたばかりのバーティは「全く問題ない。ここに戻って来られてうれしい」とコメントした。「第2セットの最初に少し修正し、精度を上げることができて本当に良かった」

 また、ロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)の声援について「本当に信じられない」と述べ、「このコートに立つのが待ちきれなかった。皆さん、ありがとう」と続けた。

 他の試合では、元全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)優勝者で第24シードのスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)が張帥(Shuai Zhang、中国)に6-2、5-7、2-6で敗れ、大会初日の女子シングルスでは最大の番狂わせを喫した。全豪オープンでのスティーブンズの1回戦敗退は、これが4度目となる。(c)AFP