「ただのママ」セレーナが歴史的優勝へ完勝発進、全豪OP
発信地:メルボルン/オーストラリア
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【1月20日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)は20日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第8シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-0、6-3でアナスタシア・ポタポワ(Anastasia Potapova、ロシア)を下し、歴代最多タイとなる四大大会(グランドスラム)通算24勝目へ向けて好スタートを切った。
薄紫のウエアとシューズを身に着けてコートに上がったセレーナは、第1セットを19分で奪うなどして18歳のポタポワにわずか58分で完勝し、タマラ・ジダンセク(Tamara Zidansek、スロベニア)との2回戦へ駒を進めた。
セレーナは前哨戦のASBクラシック(2020 ASB Classic)で約3年ぶり、娘のアレクシス・オリンピア(Alexis Olympia)ちゃんを出産してからでは初となるツアー優勝を飾っており、好調で今大会に乗り込んでいる。
オリンピアちゃんが見守る中、ASBクラシックでタイトルを獲得していた38歳のセレーナは、「(同大会での優勝は)自分と娘にとって本当に特別だった。彼女にとっても、そうであってほしいな」と話した。
このコメントには会場に詰めかけた観客からもため息が漏れたが、セレーナは、オリンピアちゃんは「プレイドー(Play-Doh、子ども用粘土)のことしか考えていない」「お母さんは有名なんだよって教えようとしているんだけどね」と冗談交じりに続けた。「近所ではオリンピアのただのママだと思われている。それがうれしい」 (c)AFP