【1月12日 AFP】テニス、ASBクラシック(2020 ASB Classic)は12日、女子シングルス決勝が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-3、6-4でジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)を下し、約3年ぶりとなるツアー制覇を果たした。セレーナは優勝を決めた後、優勝賞金の4万3000ドル(約470万円)を、オーストラリアの大規模な森林火災の救援基金に寄付すると表明した。

 今月行われる全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)で最多タイに並ぶ通算24回目の四大大会(グランドスラム)制覇を目指すセレーナは、第1セットでゲームカウント1-3とノーシードのペグラにリードを許した。

 しかし、ひとたび自分の距離を見つけた後の結果は明白で、夫のアレクシス・オハニアン(Alexis Ohanian)氏と2歳の娘アレクシス・オリンピア(Alexis Olympia)ちゃんが見守る中、セレーナは両手を上げて優勝を喜んだ。

 セレーナの優勝は妊娠中に制した2017年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2017)以来約3年ぶりで、母親になってからのタイトル獲得は初となった。

 その中でセレーナは、オーストラリアの人々のことを思っていると語り、喜びを控え目なものにした。

「オーストラリアでは20年以上プレーしてきています。火事のことや、動物や人々が住む場所を失ったというオーストラリアで起きているすべてのこと、すべてのニュースを目にするのはつらいことです」

 これに加えてセレーナは募金を行うべく、今大会の1回戦で着用したウエアにサインを入れてオークションに出品している。(c)AFP