【1月14日 CNS】中国国家移民管理局は5日、2019年の出入国者数は前年比3.8%増の6億7000万人に達したと明らかにした。

 中国本土の住民の出入国者は3億5000万人。香港、マカオ(Macau)、台湾住民の中国本土への出入国者はそれぞれ1億6000万人、5358万7000人、1227万8000人に上った。外国人の出入国者は9767万5000人に達した。

 国家移民管理局は出入国者数の増加に対応するため、出入国審査の改善に努めてきた。2019年には、北京や上海をはじめ18都市の出入国審査で89か所の「一帯一路(Belt and Road)」審査通路を設置。中国と諸外国の経済強化を進める「一帯一路」プロジェクトに関する重大会議やイベントに関係する外国人らの専用窓口を設け、29万人に迅速な通関手続きを提供した。

 また、海南省(Hainan)で始めた30日間のビザ免除政策は、46万3000人の外国人に便宜を図り、外国人観光客の73.7%が利用した。北京、天津(Tianjin)、長江デルタ、広東省(Guangdong)などで実施している144時間以内のトランジットビザ免除政策では、180万人以上の外国人に便宜を図った。

 インターネットを活用した出入国審査サービスも加速させ、年間6万件超の外国船にオンライン申告で利用許可を与え、1900社超の中国国内・海外企業が国際貿易でオンライン申告を活用した。(c)CNS/JCM/AFPBB News