【1月8日 AFP】けがに泣かされた2019年からの再起を目指す女子テニスのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が、新シーズンの四大大会(グランドスラム)初戦、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)のワイルドカード(主催者推薦)を得たことが分かった。大会主催者が8日、明かした。

【関連記事】シャラポワ、ブリスベン国際は「お下がりのよう」 男子優先の状況を批判

 過去にグランドスラムを5回制し、2003年に大会デビューを飾った全豪オープンでは2008年に優勝しているシャラポワだが、現在は本戦の出場権を自動的に得られない147位までランキングが下降し、今週出場したブリスベン国際(Brisbane International 2020)も1回戦で敗退した。

 それでも、シャラポワは依然として大物で、大会側がワイルドカードを与えたことを8日に公式サイトで発表したため、今年もメルボルンパーク(Melbourne Park)へ姿を見せることになった。

 2019年シーズンのシャラポワは肩の負傷に悩まされ、7日のブリスベン国際は、昨年8月の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)1回戦で長年のライバルだったセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)に敗れて以来、久しぶりの公式戦だった。

 シャラポワは1回戦で敗れた後、「長い試合だったから、良い肩のテストになると思う。今はまだはっきりしないけれど、あしたかあさってには状態が分かるはず」「確かにきょうは終盤にかけてスピードとパワーが落ちていったけど、それは時間が必要な部分。辛抱強くやらないといけない」とコメントした。

 さらにシャラポワは、ウイルスに感染して試合前は「何も口に入れられない」状態だったことも明かしている。(c)AFP