【1月13日 AFP】女子テニス、ブリスベン国際(Brisbane International 2020)は12日、シングルス決勝が行われ、大会第2シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)が6-4、4-6、7-5で第8シードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)に勝利。次週開幕する全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)の準備として、本人も理想的と語る厳しい戦いを経て優勝を飾った。

 キーズとの2時間を超える3セットマッチに勝利したプリスコバは、ここ4年で3回目のブリスベン国際優勝とツアー16勝目を飾り、新シーズンの四大大会(グランドスラム)初戦、全豪オープンの優勝候補の一人に名乗りを上げた。

 世界ランキング2位で、過去には1位を獲得したこともあるプリスコバは、まだグランドスラムのシングルスのタイトルには縁がなく、前回大会は優勝した大坂なおみ(Naomi Osaka)に準決勝で敗れた。

 今大会は、準決勝でその大坂との3時間の熱戦を制して勝ち上がり、そして2日連続の厳しい試合に勝利したこの日の戦い方を見ても、全豪を前にした状態と仕上がりの良さがうかがえる。

 プリスコバは、ブリスベン国際は基本的には全豪に向けた準備の一環だと話しつつ、優勝を喜んだ。

「特に最後の2人、なおみとマディソンに勝てたのがうれしい」「彼女たちに勝てればいつだって自信が増すし、少なくとも自分のレベルを知ることができる。だから最高の1年のスタートになったと思う」

「だけどもちろん、グランドスラムも、他の大会も常にゼロからのスタートになるし、『そういえば彼女は2週間前の大会で優勝していたな』なんて気にする人は一人もいない」「気持ちが良いし、自信もついたけど、それでもみんなゼロからのスタートになると思う」 (c)AFP/Andrew DENT