【1月2日 AFP】2019-20スキージャンプW杯は1日、ドイツのガルミッシュパルテンキルヘン(Garmisch-Partenkirchen)で伝統のジャンプ週間(Vierschanzentournee)第2戦を兼ねた個人第9戦が行われ、連覇を狙う小林陵侑(Ryoyu Kobayashi)は4位に終わり、連勝が止まった。

 昨年のジャンプ週間で全勝優勝を果たした小林は、先月29日に行われた今季第1戦を制していたが、1本目132メートル、2本目141メートルの合計282.1点で表彰台を逃した。それでも、ジャンプ週間の総合順位では2位と約6ポイント差の合計587.2ポイントで首位を保っている。

 優勝はノルウェーのマリウス・リンビク(Marius Lindvik)で、これがW杯個人初勝利。1本目にシモン・アマン(Simon Ammann、スイス)のヒルレコードに並ぶ143.5メートルの飛躍を見せてライバル勢に大差をつけると、2本目には136メートルを飛び、合計289.8点で予想外の優勝を果たした。

 ドイツのカール・ガイガー(Karl Geiger)がリンビクと約5点差の2位、ポーランドのダヴィド・クバッキ(Dawid Kubacki)が3位に続いた。伊東大貴(Daiki Ito)は5位に入った。10年前にガルミッシュパルテンキルヘンでヒルレコードを打ち立てたアマンは24位だった。(c)AFP