【12月29日 AFP】男子テニスのアンディ・マレー(Andy Murray)が28日、来年1月下旬に開幕する新シーズンの四大大会(グランドスラム)初戦、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)を、骨盤の負傷で欠場すると発表した。

 11月に行われた国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2019)の期間中に負傷したというマレーは、「トップレベルでプレーできる状態へ持っていけるよう頑張ってきたし、胸をえぐられるようだが、1月の全豪オープンでプレーすることはできない」と明かした。

「今年の全豪後は復帰できるかも分からなかったし、オーストラリアへ戻れるのをとても楽しみにして全力を尽くしてきたから、いっそうがっかりしている」「残念ながら最近また負傷し、念のため、コートへ戻る前にその問題を乗り越えなければならない」

 今年1月に股関節の手術を受けたマレーは、全豪でのグランドスラムのシングルス復帰を目指していたが、体の状態に関する懸念が持ち上がり、米マイアミで行う予定だった練習合宿も中止していた。そしてその結果、全豪の会場メルボルンパーク(Melbourne Park)へ戻ることも不可能になった。

 マレーは全豪で5回決勝に進出しているが、優勝はまだない。前回大会では股関節のけがによる引退の可能性を示唆し、会見で涙を流した。

 マレーは同時に、3日に開幕する新設の国別対抗戦、ATPカップ(ATP Cup 2020)も欠場すると発表しており、これで実戦復帰は早くとも2月にずれ込むことになった。(c)AFP