【12月13日 AFP】男子テニスのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が、鼠径(そけい)部のけがでコート上での練習ができない状態になったとして、米マイアミでのシーズン前の合宿を取りやめた。英紙タイムズ(Times)が12日に報じた。

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 タイムズによると、元世界ランキング1位のマレーは、先月行われた国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2019)の期間中に骨盤を打撲した。デビスカップでは、シングルス1試合を戦った後、残りの出場を見送っていた。

 しかしながら、四大大会(グランドスラム)復帰戦となる全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)の出場に影響はないという。現在世界126位につけるグランドスラム3勝の王者は、ワイルドカード(主催者推薦)を受けて来年1月20日開幕の全豪オープンに臨むとみられる。

 また、来月3日に開幕する新設の国別対抗戦、ATPカップ(ATP Cup 2020)へ向けて準備をするため、今月下旬にはオーストラリアへ移動する予定だという。

 マレーは今年の全豪オープンを最後に現役を退くかもしれないと涙ながらに明かしていたが、股関節置換手術を受けて復帰を果たすと、10月にはスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)を決勝で破ってヨーロピアン・オープン(European Open 2019)を制した。

 すでに来季は全豪オープンの翌週に行われる南フランス・オープン(Open Sud de France 2020)にもエントリーしている。(c)AFP