【12月27日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は26日、シリアとロシア、イランに対し、シリア反体制派の最後の主要拠点イドリブ(Idlib)県での民間人の殺りくを「やめろ」とツイッター(Twitter)に投稿した。

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 イドリブ県では8月に停戦が合意されていたが、シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権と同盟国ロシアは12月半ば以降、空爆を強化。国連(UN)が戦闘の縮小を求めているにもかかわらず、政権側の部隊は地上戦で掌握地域を拡大している。

 こうした中、トランプ大統領は「ロシア、シリア、そしてイランは、イドリブ県で数千人もの罪なき民間人を殺したり、殺そうとしたりしている。やめろ!」とツイートした。

 シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)によると、現地ではここ2週間で民間人80人近くが空爆と迫撃砲の攻撃で死亡し、推計4万人超が自宅から避難を余儀なくされている。(c)AFP