■貧困と犯罪に苦しむホンジュラス

 ホンジュラスは麻薬取引、ギャング、貧困、汚職に苦しんでいる。2018年の殺人発生率は人口10万人当たり41.2件と、紛争地域以外では世界で最も多い国の一つだ。

 この状況と闘うため、エルナンデス大統領は新税で費用をまかなう軍警察と、ギャング組織の構成員を収容する特別な刑務所を新設した。

 ホンジュラスの極めて高い犯罪発生率は、国民が移民として米国に向かう大きな理由になっている。特に未成年者はギャング組織への加入を強制されることを恐れていると話している。

 約2万1000人が収容されている同国の刑務所は、極めて過密な状態となっている。(c)AFP