【6月21日 AFP】中米ホンジュラス各地で19日、フアン・オルランド・エルナンデス(Juan Orlando Hernandez)大統領の政策に抗議し辞任を要求する大規模なデモが行われ、一部が暴徒化して商店に放火したり略奪を行ったりする騒ぎとなった。人々は、大統領が医療・教育サービスの民営化を計画していると主張している。

 首都テグシガルパでは、教師や学生、医師ら数千人がデモを行い、道路を封鎖。夜に入ってデモ隊の一部が商店を襲うなど暴徒化した。このデモで、タクシー運転手1人が死亡した。

 ホンジュラスではこのところ警官やトラック運転手らが待遇改善を求めてストライキを続けており、緊張が高まっている。

 デモから一夜明けた20日、テグシガルパ市内には軍の兵士が展開し、襲撃に遭った店舗では従業員らが後片付けに追われた。(c)AFP