【12月19日 AFP】19-20スペイン1部リーグは18日、第10節の延期分が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)とレアル・マドリード(Real Madrid)の「エル・クラシコ(El Clasico)」は0-0の引き分けに終わった。

 会場となったカンプ・ノウ(Camp Nou)の外ではカタルーニャ(Catalonia)自治州の独立派組織と警察の衝突があったが、後半立ち上がりにスタンドからビーチボールが投げ込まれて試合が一時中断した場面を除き、ピッチ上での影響は限定的だった。

「緊張感のある試合だった」と振り返ったバルセロナのエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は、「黄色いボールが落ちてきたのには気がついた。だがそれ以上のことはなかった。いつも通りの感じでやろうと思った」とコメントした。

 一方、レアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、「誰もが良いサッカー、良い試合を見たかった。そういう意味では満足してもいいのではないかと思う」と話している。

 10月から延期となった一戦は、注目されていたほどの盛り上がりを見せることはなく、ともにベストとは言えない出来だった両チームは、痛み分けという結果に満足しているようにもみえた。

 この結果、両チームは勝ち点で並んでいるが、得失点差で上回るバルセロナが首位をキープ。リーグ戦における直接対決の成績は、両チームともに72勝で変わらなかった。(c)AFP/Daniel BOSQUE, Thomas ALLNUTT