【12月14日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、リバプール(Liverpool FC)のユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督が13日、2024年までの契約延長に合意した。

 以前の契約は2022年までとなっていたが、新契約を全うすれば、ボブ・ペイズリー(Bob Paisley)氏以来となる長期政権を築くことになる。

 ドイツ人指揮官は自分自身にとって契約延長は優先事項ではなかったとしつつも、それが新選手を獲得するための説得材料として大きな要因になる可能性を感じたという。

「クラブは契約延長について話すことができるかと、これまでも尋ねてきていたし、物事が少し過酷になっていく前なら理にかなっていると自分でも思った。今はそんなことはないがね、私は落ち着いているよ。とはいえ、夏になったらわれわれはまたスタートを切らなければならないしね」

「新戦力を獲得したいと思うと、選手たちは『監督はこの先どれくらいここで指揮をするのか』なんて聞いてくる。われわれとしてはそれは避けたかったし、更新は済んだ。それについてはかなり満足している」

「前向きなことだし、私がもう少しここにいることを周りが知るのは良いことだと思った。こういったことはチームに安定をもたらす」

 2015年に指揮官となったクロップ監督は、今年6月にリバプールを欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)制覇に導き、今季リーグ戦でチームは2位に勝ち点8差をつけて首位に立っている。

「4年半とは現在のサッカー界では永遠のように思える」「それが9年になるかもしれない。一つのクラブを指揮するのでは自己最長だ」

 またリバプールは同日、ベテランMFのジェームス・ミルナー(James Milner)が2022年までの新契約にサインしたと発表している。(c)AFP/John WEAVER