【12月13日 CNS】中国の文化・観光部は先日、「芸能管理強化に関する通知(意見聴取版)」を発表。電子音楽類、ラップ類およびトークショー、漫才、前衛劇などの言語類などの演目内容を重点的に審査し、現場での監督管理を強化するとしている。

 発表された通知によると、中国の芸能市場は近年、文化的消費を促し、庶民の文化的生活を豊かにする重要な役割を果たしている。しかし、演目内容の審査や、チケット販売、現場管理などの面で問題があるため、芸能市場の高品質な発展を阻害している。

 芸能市場の秩序の規範化については、対外的商業演出や大型コンサート、著名芸能人を招くイベントのチケット販売の事前予想と分析を強化し、チケット購入難や不法な買い占め行為が予想されるイベントについては、適時に管理対象に組み入れ監督するとしている。

 芸能の「新業態」の管理面、演目のインターネットライブ中継に対する管理強化についても述べている。商業イベントでネットライブ中継が必要なものについては、主催者は事前に申請し、ネットでのライブ中継に当たってはタイミングをずらし、少なくとも3分間遅らして放送することが求められる。主催者とライブ中継企業は、ライブ中継の管理プロセスと突発的事件に対する対応プランを作り、先任者を配備してライブ中継内容とユーザーコメントの内容を随時見守り、問題がある場合、速やかに対応し、当該動画を少なくとも60日間保存することとしている。

 また、仮想イメージ類の演目に対する管理を強化し、ホログラムや人工知能(AI)、ハイビジョンなどのハイテクを使用し仮想イメージを作り出し演出を行うものについては、「商業演出管理条例」の規定に基づく申請手続きが必要だ。文化・観光の関連部門は、現場での演出内容を審査・管理を行わなければならないとしている。(c)CNS/JCM/AFPBB News