【12月11日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)は10日、グループH第6節が各地で行われ、チェルシー(Chelsea)はメンバーを大幅に入れ替えたリール(Lille OSC)に2-1で勝利し、決勝トーナメント進出を決めた。

 タミー・アブラハム(Tammy Abraham)とセサル・アスピリクエタ(Cesar Azpilicueta)が前半に2ゴールを挙げたチェルシーは、ホームで16強入りを簡単に決めるかに思われた。

 しかしチェルシーは78分、古巣対戦となったロイク・レミ(Loic Remy)に1点を返され、最後は肝を冷やす展開となったことにフランク・ランパード(Frank Lampard)監督はフラストレーションを募らせた。

 この夏エデン・アザール(Eden Hazard)がレアル・マドリード(Real Madrid)に移籍したほか、補強禁止処分により選手を獲得できなかった中での決勝トーナメント進出は立派な結果と言えるが、ランパード監督は「このチームには若い選手が多く、この先もこぶに当たることはあるだろう」とコメントした。

「私は彼らをプッシュし、かなり厳しくやらないといけない時もある。高い基準を設定し、そこに到達してもらいたいが、私は我慢強くいないといけない」「きょうの試合で、まだやらなくてはいけないことが多いと分かった。冷静に試合を締めくくるべきだった。それが最も優先して改善しなければならないこと」

 同組の他の試合では、バレンシア(Valencia CF)がアヤックス(Ajax)に1-0で勝利して首位突破を決め、昨季4強のアヤックスはホームで敗退が決まった。

 2位での通過となったチェルシーは、決勝トーナメント1回戦でバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)やFCバルセロナ(FC Barcelona)、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)、ユベントス(Juventus)、RBライプツィヒ(RB Leipzig)といった強豪と対戦することになるかもしれない。(c)AFP/Kieran CANNING