【11月25日 AFP】来日しているローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(Pope Francis、82)は25日午後、都内にある東京ドーム(Tokyo Dome)でミサを執り行った。

 教皇がオープンカーで会場入りすると、詰め掛けた信者ら数万人が、日本とバチカンの国旗を振って出迎えた。

 教皇は手を振って応え、満面に笑みをたたえて、進む先々で子どもたちにキスをした。

 教皇はスピーチで、人々が相互につながりを持つようにと強調。日本において「社会的に孤立している多くの人々」の苦境に焦点を当て、「人生と自身が存在する意味をつかむことができず、周縁に置かれ続けている」と指摘した。

「お互いを支え、助け合う場であるはずの家、学校、コミュニティーが、利益と効率の追求における過度の競争によってむしばまれている」と述べた。(c)AFP/Hiroshi HIYAMA, Catherine MARCIANO