ローマ教皇、東日本大震災の被災者と面会 原子力使用に懸念示す
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【11月25日 AFP】来日中のローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(Pope Francis、82)は25日、都内で東日本大震災の被災者らと面会した。教皇は地震、津波、原発事故を「三大災害」と表現し、被災者への支援を今後も続けるよう求めるとともに、今も続く原子力の使用について懸念を示した。
被災者らのスピーチを聞いた教皇は、被災者の中には「忘れられてしまった」と感じている人や、今も土壌汚染や長期的な放射線の影響の問題に直面している人もいると指摘。
また日本の原子力をめぐる議論には立ち入らなかった一方、「原子力の継続的な使用への懸念」を示した上、日本の司教たちが原発の廃止を求めてきたと述べた
教皇は25日午後に東京ドーム(Tokyo Dome)でミサを執り行い、天皇陛下と安倍晋三(Shinzo Abe)首相と会談を行う予定。(c)AFP/Catherine MARCIANO, Richard CARTE