フラメンゴが38年ぶりにリベルタ杯制覇、最終盤の2得点で逆転
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【11月24日 AFP】サッカーリベルタドーレス杯(Copa Libertadores de America 2019)は23日、ペルー・リマで決勝が行われ、フラメンゴ(Flamengo)は敗戦の瀬戸際に追い込まれながらもガブリエウ・バルボサ(Gabriel Barbosa)が終了間際に2得点を挙げ、2-1で昨季王者リーベル・プレート(River Plate)を下して優勝を飾った。
試合の主導権を握ったリーベルは15分にラファエル・サントス・ボッレ(Rafael Santos Borre)のゴールで先制。意外にも活気を欠いたフラメンゴを相手にして、このリードを明け渡しそうにはみえなかった。
しかしその後、バルボサが終盤に輝きを放った。試合を通じてリーベルの守備陣にあしらわれていたバルボサは89分、左サイドのブルーノ・エンリケ(Bruno Henrique)のクロスにファーサイドで合わせて同点ゴールを決めると、アディショナルタイム2分にはロングボールを受けてペナルティーエリア内に入り込み、リーベルの守護神フランコ・アルマーニ(Franco Armani)を破る切れ味鋭いシュートを蹴り込んだ。
その後リーベルはエセキエル・パラシオス(Ezequiel Palacios)がエンリケを蹴って退場処分となると、さらにはバルボサも、審判に皮肉を込めた拍手をして退場処分を受けている。
インテル(Inter Milan)からローン加入しているバルボサは、今大会のゴール数を9としており、得点王としてピッチを去った。
38年ぶりにリベルタドーレス杯を制したフラメンゴは、12月に行われる19クラブW杯(2019 FIFA Club World Cup)の出場が決まった。
エンリケは「フラメンゴには『最後まで』という言葉がある。試合が終わるのは審判が笛を吹いたときだけだから、信じることは絶対にやめなかった。信じていたし、最後まで戦い抜いた」と語っている。
リベルタドーレス杯の60年の歴史の中で、決勝が1試合のみだったのは今回が初めて。当初はチリ・サンティアゴでの開催が予定されていたが、同国内での反政府デモの影響などで会場がリマに変更されていた。(c)AFP