【11月20日 AFP】サッカー元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)監督が、同国1部リーグのヒムナシア・ラ・プラタ(Gimnasia y Esgrima La Plata)の指揮官を3か月足らずで辞任したことが分かった。19日、クラブの会長が発表した。

 ヒムナシアのガブリエル・ペジェグリーノ(Gabriel Pellegrino)会長が国内のラジオで、「マラドーナはもうヒムナシアの監督ではない」「彼が言っていたのは、ここへ来たのは何かをもたらすためで、ばらばらにするためではないということだった」と話した。

 国内の報道によれば、マラドーナ監督の辞任は、クラブ上層部の顔ぶれが間もなく刷新されることと関係があり、自身を招聘(しょうへい)したペジェグリーノ会長が、23日に行われる次の会長選への立候補を取りやめたことで、続投の意欲を失ったという。

 ヒムナシアを指揮した最後の試合の前にも、自身はペジェグリーノ会長と一蓮托生(いちれんたくしょう)だと明かし、「会長には、あなたが続けるなら自分も続けると言ってある」と話していた。

 国外クラブの監督をへて、9月上旬に24位と最下位に沈むヒムナシアの指揮官に就任した際には、英雄の帰還と歓迎されたマラドーナ監督だが、大きなインパクトを残すには至らず、戦績は8戦3勝。すべてアウェーでの勝利で、5敗のうち四つはホームで喫していた。(c)AFP