【11月16日 AFP】サッカー国際親善試合が15日、各地で行われ、アルゼンチンは3か月の出場停止から復帰したリオネル・メッシ(Lionel Messi)が得点を挙げ、1-0で宿敵のブラジルに勝利した。

 メッシは今年7月に行われたチリとのコパ・アメリカ(2019 Copa America)3位決定戦で退場処分を受けた後、南米サッカー連盟(CONMEBOL)を「腐敗」と批判し、同連盟から出場停止処分を受けていた。

 サウジアラビア・リヤドにあるサウード国王大学スタジアム(King Saud University Stadium)での一戦で13分、メッシはブラジルのアリソン(Alisson Ramses Becker)にPKを止められたものの、そのこぼれ球を自ら押し込んでこの試合唯一の得点を挙げた。

 一方でネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)をけがで欠くブラジルは、この先制点を前にガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)がPKを枠外に外していた。

 所属するスペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)での直近の試合で2本のFKを決めていたメッシは後半にセットプレーから2度ブラジルゴールを脅かした。アリソンはその後、レアンドロ・パレデス(Leandro Paredes)の強烈なミドルシュートを防ぐ場面もあった。

 残り20分ほどでブラジルは、今月の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)でハットトリックを達成したレアル・マドリード(Real Madrid)のロドリゴ(Rodrygo Silva de Goes)がウィリアン(Willian Borges da Silva)に代わってピッチに入り、代表デビューを飾っている。

 それでもブラジルは同点弾を奪うことができず、コパ制覇後は5試合で勝利から見放されている。(c)AFP