【11月16日 AFP】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)予選は15日、各地で行われ、グループJのフィンランドは3-0でリヒテンシュタインを下し、同国史上初となる主要国際大会の本戦出場権を手にした。

 フィンランドは、イングランド・プレミアリーグのノリッジ・シティ(Norwich City)に所属するテーム・プッキ(Teemu Pukki)が2ゴールを挙げるなどして勝利し、組首位のイタリアに続く2位の座を確定させた。ホームのヘルシンキのスタジアムでは、試合終了のホイッスルとともにサポーターがピッチになだれ込んだ。

 一方でイタリアは敵地でボスニア・ヘルツェゴビナに3-0で勝利し、ロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督の政権下で10連勝を飾った。昨年のW杯ロシア大会(2018 World Cup)では60年ぶりに本大会出場を逃していたものの、その後見事な立ち直りをみせたイタリアは、フランチェスコ・アチェルビ(Francesco Acerbi)、ロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)、アンドレア・ベロッティ(Andrea Belotti)がそれぞれ得点を挙げた。

 敗れたボスニアだが、昨年行われたUEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2018-19)のグループリーグで首位となったため、欧州選手権のプレーオフに回ることが決まっている。

 グループFでは、スウェーデンが敵地ブカレストで2-0とルーマニアを退け、6大会連続となる本戦出場を決めた。

 同組でそのスウェーデンを2位に抑えてすでに本大会行きを決めているスペインは、7選手が得点を決め、マルタに7-0で勝利した。

 23分にアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)が先制点を決めたスペインは、サンティ・カソルラ(Santi Cazorla)が約4年ぶりとなる代表でのゴールで追加点を奪取。

 その後パウ・トーレス(Pau Torres)やパブロ・サラビア(Pablo Sarabia)、ダニ・オルモ(Dani Olmo)、ジェラール・モレノ(Gerard Moreno)、ヘスス・ナバス(Jesus Navas)がさらにゴールを決め、首位の座を確定させた。(c)AFP/Martyn WOOD