【11月15日 AFP】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)予選は14日、各地で行われ、グループBのポルトガルはクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が代表通算9度目となるハットトリックを達成するなど大活躍し、ホームでリトアニアを6-0で下した。

 予選突破にまた一歩近づいたポルトガルだったが、同組のもう1試合ではセルビアが3-2でルクセンブルクに勝利したため、本戦出場の決定は次節に持ち越されることになった。

 イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)を率いるマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督は、ロナウドが膝のけがに悩まされていると主張しており、同選手はクラブでの直近2試合で途中交代していた。ユベントスがACミラン(AC Milan)を1-0で下した前週末のリーグ戦では、ベンチに下がったロナウドは試合終了を待たずスタジアムを後にしたと伝えられている。

 ポルトガルのフェルナンド・サントス(Fernando Santos)監督は、公共放送RTPに「彼(ロナウド)がプレーできることは知っていた」と語った。

「彼は自身のパフォーマンスによって、フィジカル面のコンディションに対する疑念を払拭(ふっしょく)した。彼に対する疑問は個人的に一切なく、私はそう言った」

 ポルトガルは、すでに本戦出場を決めているウクライナに次ぐ組2位となっており、3位セルビアとは1ポイント離れている。しかし、17日に行われるルクセンブルク戦に勝利すれば、自力で予選通過を決めることができる。

 ロナウドはこれで代表通算98ゴールとなり、今週末の試合で史上2人目となる100得点の達成を目指している。代表チームにおける歴代最多得点記録は、元イラン代表のアリ・ダエイ(Ali Daei)氏がマークした109ゴールとなっている。

 ロナウドはスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)で44回、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)とユベントスでは1回ずつハットトリックを記録している。(c)AFP