【解説】トランプ氏の弾劾、今後どう進むのか
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■弾劾条項の採決
次に、民主党が主導権を握る下院司法委員会(Judiciary Committee)による公聴会が行われる。十分な証拠があると認められれば、刑事裁判における起訴状に当たる弾劾条項が起草される。トランプ氏や同氏の弁護士はこの公聴会に出席し、証人の反対尋問を行ったり、自分たちに有利な証拠を提出したりできる。
現時点では、トランプ氏は職権乱用と調査妨害の罪に問われる可能性が高い。
続いて、下院において弾劾条項の採決が行われる。下院議員の過半数が賛成すれば、上院で弾劾裁判が行われることになる。下院の議席数は435で、現在民主党が233議席を確保している。共和党は197議席、空席が4議席、無所属が1議席となっている。
民主党が多数派となっていることから、下院では弾劾条項が可決されるとみられる。
■弾劾裁判
下院で弾劾条項が可決された場合、上院で弾劾裁判が行われる。裁判では上院議員(議席数100)が「陪審員」を、民主党の下院議員らが「検察官」を務める。トランプ氏の弁護士が弁護を行うが、同氏も自らの弁護を行うことができる。民主党、トランプ氏のどちらも証人の召喚や証拠の提示が可能だ。
弾劾裁判は数週間に及ぶ可能性がある。1999年に行われたビル・クリントン(Bill Clinton)氏の弾劾裁判は5週間に及んだが、最終的に同氏は無罪となった。(c)AFP