【11月11日 Xinhua News】中国重慶市(Chongqing)科学技術局高新技術処によると、中国船舶重工集団海装風電股份有限公司(中国海装)の研究者が風力タービン直径210メートルの洋上風力発電機H210-10MWの開発に成功した。中国の超大型洋上風力発電機の空白を埋める快挙だ。

 この洋上風力発電機は1基の容量が10メガワット(MW)で、中国初となるタービン直径200メートル以上の発電機。中国電力科学研究院が設計認証証書を交付した。

 中国海装研究院の韓花麗(Han Huali)院長によると、現在、中国の洋上風力発電機のうち、発電効率が最も高いのは風力タービン171メートルの5MW風力発電機で、1基の年間発電量は2000万キロワット時近い。10MW風力発電機が運用されると、1年の発電量は約4000万キロワット時となる。1世帯当たりの年間電力消費量を1000キロワット時とすれば、4万世帯分に相当する。

 研究者は洋上風力発電機H210-10MWの開発に2年をかけた。これから、生産に入り、主に福建省(Fujian)と広東省(Guangdong)で利用する予定だ。(c)Xinhua News/AFPBB News