【11月10日 AFP】19-20イタリア・セリエAは9日、第12節の試合が行われ、インテル(Inter Milan)はニコロ・バレッラ(Nicolo Barella)の決勝点でエラス・ベローナ(Hellas Verona)に2-1で勝利し、暫定首位に浮上した。一方、ナポリ(SSC Napoli)はホームでジェノア(Genoa CFC)と0-0で引き分け、試合後にはサポーターからブーイングが浴びせられた。

 カリアリ(Cagliari Calcio)からローンで加入中のバレッラは、83分にカーブのかかった鮮やかなミドルシュートを沈めてインテルでのリーグ戦初ゴールをマーク。インテルは暫定ながら王者ユベントス(Juventus)を抜いて首位に立った。

 現時点でインテルは、10日にホームで13位ACミラン(AC Milan)と対戦するユベントスに2ポイント差をつけている。

 インテルは5日、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)で敵地で2点リードしながらもボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に2-3で逆転負け。アントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督の逆鱗(げきりん)に触れたが、指揮官はショッキングな敗戦から立ち直ったチームに納得の表情を見せた。

「ドルトムント戦の後で重要な立て直しが見られた。選手は大きなことをやっている。12試合で31ポイントは悪くない」「これから代表戦によりリーグは中断する。この勝利はチームにやる気を与え、自分たちが正しい道を歩んでいることが分かった。これから休みに入る」

 一方、昨季2位のナポリは、リーグ戦で4試合白星から見放されており、インテルと12ポイント差の7位に沈んでいる。ファンは17位に低迷するジェノアと勝ち点を分け合ったことに怒りをあらわにしている。

 ナポリは5日にチャンピオンズリーグでレッドブル・ザルツブルク(Red Bull Salzburg)と1-1で引き分け、決勝トーナメント進出が遠のいている。(c)AFP/Emmeline MOORE