【11月6日 AFP】イングランドサッカー協会(FA)は5日、プレミアリーグの試合で退場を宣告されたトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)の孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)について、クラブの異議を受け入れて処分を取り消すことを発表した。

 孫は3日のエバートン(Everton)戦で、相手MFアンドレ・ゴメス(Andre Gomes)の大けがにつながるタックルを見舞い、レッドカードを提示されていたが、今回この処分が取り消され、3試合の出場停止を科される可能性もなくなった。ゴメスは孫のタックルをきっかけに足首を骨折している。

 FAは「退場の判定は間違いだという主張を独立規制委員会が支持したため、孫興民は次節以降の国内3試合に出場できる」と発表した。

 孫はゴメスのけがの深刻さを見て明らかに動揺しており、試合後も励ましようがないほどショックを受けていたという。ただし、6日に行われる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)のレッドスター・ベオグラード(Red Star Belgrade)戦に向けた遠征メンバーには入っている。

 一方、右足首の脱臼骨折と診断されたゴメスは4日に手術を受け、恐ろしいけがからわずか2日で退院した。元通りに復帰できる見込みだという。(c)AFP