【10月30日 AFP】米アップル(Apple)は、28日に公開したスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」のOS最新アップデートで、大半の人物絵文字についてジェンダーニュートラル(性的に中立)なバージョンを新たに追加した。パンクスタイルの人からピエロ、ゾンビに至るまで、中性的な絵文字が登場している。

 同社はここ数年、絵文字の肌の色や職業を多様化させ、包摂的なデザインの導入を進めている。一方米グーグル(Google)も今年5月に、OSアンドロイド(Android)で男女の区別のない顔の絵文字を追加している。

 新たに登場したジェンダーニュートラルな人物絵文字は、従来の男女の絵文字とはわずかに異なっており、服のスタイルや色、髪形が違う。

 絵文字検索サイトのエモジペディア(Emojipedia)によると、「ジェンダーニュートラルな顔のつくり」が用いられているという。

 ただスクリーン上の包摂性を向上させようとするこの試みは、万人に歓迎されているわけではない。これらの絵文字は「従来の性差にあてはまらない人はこういう見た目であるべき」というイメージの押し付けだという指摘もある。

 あるツイッター(Twitter)ユーザーは「なぜ最初から全部中立的にしないのか、理解に苦しむ。おなじみの顔絵文字は中立的だった。そもそもなぜすべてに性差を与え始めたのかが分からない」と投稿した。(c)AFP