【10月23日 AFP】アジアサッカー連盟(AFC)は22日、11月2日に予定されているAFCカップ(AFC Cup 2019)決勝の開催地を北朝鮮の平壌から中国の上海に変更すると発表した。

 平壌では前週、北朝鮮と韓国によるW杯カタール大会(2022 World Cup)のアジア2次予選が行われたが、無観客での開催になるなど現実離れした一戦になっていた。

 AFCは物流面などの問題から、「やむを得ず」4.25体育団(April 25 Sports Club、北朝鮮)対アルアヘドSC(Al-Ahed SC、レバノン)戦の開催地を「中立地」に変更したと明かした。

 発表文の中では、平壌で行われた先日のW杯予選について言及されなかったが、アジアのクラブチームが出場する国際大会の中で2番目に大きな同大会の決勝を放送する際の問題について、商業面のパートナーから警告を受けたことが記された。

 厳密には戦争状態にある両国の歴史的な一戦は生中継されず、サポーターだけでなく海外メディアもスタジアムに入ることができなかった。

 数少ない観客の一人となった国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長は、試合後に「残念だった」と語り、この一戦が無観客の中で行われ、メディアの入場も認められなかったことに「驚いた」とコメントしていた。

 また、イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に所属する韓国代表の孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)は、0-0で終了したこのゲームを「かなり荒れた」試合だったと振り返り、同代表のスタッフは戦争に例えた。

 AFCによれば、決勝の会場は追って発表になるという。(c)AFP/Sam Reeves