【10月23日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)は22日、グループA第3節が各地で行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は途中出場のキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)がハットトリックを記録するなどし、敵地でクラブ・ブルージュ(Club Brugge)を5-0で下した。

 大腿(だいたい)部などを痛めていたため、今季まだ4試合でしか先発出場していないエムバペは、20分ほどで3得点をマークするなどチームの勝利に貢献した。

 エムバペはこの試合を放送した仏RMCスポール(RMC Sport)に対し、「最初からプレーしたかったし先発すると思っていた。けれど、監督が決断を下したから、僕はそれを受け入れなければならなかった。僕がいなければうまくいかないということも証明したかった」とコメントした。

「自分の居場所を維持するために戦わねばならない。最後にフル出場してから2か月たつが、復帰できて良い気分。僕のけがはおしまい。100パーセントの状態だ」

 残りの2ゴールはマウロ・イカルディ(Mauro Icardi)が奪い、アンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)は3アシストを記録した。

 PSGのトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は、今季のチャンピオンズリーグでネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)、エディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)、エムバペという主力の3選手をいまだ同時に先発起用できていない。ネイマールには出場停止処分が下っており、カヴァーニとエムバペはけがをしていた。

 両チームは11月6日にPSGのホームで再び顔を合わすが、代表戦でハムストリングを痛めたネイマールは欠場する見込みとなっている。

 同組の他の試合では、レアル・マドリード(Real Madrid)がガラタサライ(Galatasaray)に1-0で勝利。無敗だったブルージュに大勝して3連勝を飾り、2位レアルに5ポイント差をつけているPSGは決勝トーナメント進出にまた一歩近づいた。(c)AFP