【10月23日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)は22日、グループA第3節が各地で行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はトニ・クロース(Toni Kroos)のゴールが決勝点となり、敵地でガラタサライ(Galatasaray)に1-0で勝利した。

 大きな勝ち点3を手にしたことで、レアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督にかかるプレッシャーは和らぐとみられる。レアルは、第1節のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)戦に敗れ、第2節のクラブ・ブルージュ(Club Brugge)戦でもホームで0-2からなんとか追いつき、勝ち点1をつかみ取っていた。

 13度の欧州制覇を誇るレアルは、声量の大きい情熱的なサポーターの後押しを受けるガラタサライから勝利を挙げる必要がある中、敵地に乗り込んだ。

 ジダン監督は21日、苦しい立場にあるレアルで解任が迫っているといううわさについて「困惑している」と話し、試合中には不安げな表情でタッチライン沿いを何度か行き来した。

 エデン・アザール(Eden Hazard)は得意のカットインからクロースの決勝ゴールをお膳立てするなど、生き生きとしたプレーを見せた。クロースの相手に当たったシュートで得点を許したガラタサライのGKフェルナンド・ムスレラ(Fernando Muslera)だったが、残りの時間帯ではレアルの攻撃を食い止めた。

 キャプテンのセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)はレアル守備陣の真ん中で大きな存在となり、ボールに触れるたびにブーイングを受けたものの常に存在感を発揮した。

 レアルはフロリン・アンドネ(Florin And one)やユネス・ベランダ(Younes Belhanda)らに枠内シュートを許したが、最後方で構えるGKのティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)が何度か好セーブを披露するなど冷静を保ち続けた。

 同組の他の試合では、PSGがブルージュに5-0と大勝。3連勝で9ポイントのPSGが首位に立っており、4ポイントのレアルは2位に、2ポイントのブルージュは3位に、1ポイントのガラタサライは4位につけている。(c)AFP