北欧のワイン造り、新種ブドウで気候条件克服 味は「申し分なし」
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■オーガニックワイン?
欧州連合(EU)は特産品の品質を保証する「AOP(原産地保護呼称)」という表示制度を設けているが、北欧でその表示が認められているブドウ農家は、デンマークの「ドン(Dons)」のみだ。
また北欧の多くのブドウ農園がオーガニックワインの生産をうたっているが、公式なオーガニック認定を受けるための手続きは煩雑で費用もかかるため、実際にボトルに認証ラベルを貼っている業者はほとんどいない。
ビールやアクアビットの方が有名な国で造られるワインの味とはどんなものだろうか?
ソムリエのマティアス・サーフェンバーグ(Mattias Safvenberg)氏によると「(スウェーデンワインの)ブラインドテストでは、95%の人が香りが良く、味もとても良いと答えた」という。
カナダのブロック大学(Brock University)でブドウ栽培の研究を行うアンドリュー・レイノルズ(Andrew Reynolds)教授は「品質はすでに申し分ない。時がたつにつれてさらに向上するだろうし、他の品種を試すのもいい」と語っている。(c)AFP/Camille BAS-WOHLERT