【10月14日 AFP】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)予選は13日、各地で行われ、この日の試合に勝利したポーランドとロシアが本大会出場を決めた。ドイツとオランダも突破に近づいている。

 ポーランドは北マケドニアに2-0で、ロシアはキプロスに5-0でそれぞれ勝利。本大会出場を決めたチームは、ベルギーとイタリアに続いてこれで4チームとなった。

 グループGのポーランドは、本大会の切符を手にするには勝利が必要な中で北マケドニア戦に臨み、しっかり勝利を収めた。スロベニアを1-0で退けたオーストリアが勝ち点3差のグループ2位につけ、3位の北マケドニアと4位のスロベニアはオーストリアとの勝ち点差が5に広がった。

 母国開催の2018年W杯(2018World Cup)でベスト8に入ったロシアは、敵地でキプロスと対戦。引き分け以上で突破が決まる状況だったが、退場者を出したキプロスに大勝し、グループIから首位ベルギーに続いて本大会出場を決めた。ベルギーも同日2-0でカザフスタンに勝利し、両国の直接対決は11月16日に行われる。 

 ロナルド・クーマン(Ronald Koeman)監督が率いるオランダは、敵地でベラルーシに苦しみながらも2-1の勝利を収め、ドイツを直接対決の戦績で上回ってグループC首位を守った。11月の次節、勝ち点3差の3位につける北アイルランドとのアウェーゲームに勝利すれば、2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)以来となる主要国際大会出場が決まる。10日のホームでの対戦では、オランダが3-1の勝利を収めた。

 ドイツは14分にエムレ・ジャン(Emre Can)が退場になりながらも3-0でエストニアに快勝した。こちらは最終節に北アイルランドとのホームゲームが残っており、この試合が2位通過を決める直接対決になる可能性もある。

 敵地でウェールズと対戦したクロアチアは、前半アディショナルタイムにギャレス・ベイル(Gareth Bale)にゴールを許して1-1で引き分け、グループE突破はお預けとなった。

 昨年のW杯で準優勝に輝いたクロアチアは、11月16日のスロバキア戦が最終節で、この試合で負けなければ予選突破が決まる。一方、前回の欧州選手権でベスト4入りを果たしているウェールズは、スロバキアが引き分け以下だった場合、残り2連勝で本大会に進める可能性がある。(c)AFP/Jed Court