【10月11日 AFP】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)予選は10日、各地で行われ、グループIではベルギーがロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)の2ゴールなどでサンマリノを9-0で下し、本大会出場一番乗りを決めた。

 代表通算50ゴールを超えたルカクの活躍もあり、ベルギーは今予選7連勝。3試合を残して3位のキプロスに11ポイント差をつけたため、本戦出場が確定した。

 また、スコットランドに4-0で勝利したロシアもキプロスに8ポイント差をつけており、2位での突破が濃厚になった。ロシアは13日に行われるキプロス戦で引き分け以上の結果を残せば、本大会の出場が決まる。

 来年6月12日に開幕する本戦で主要国際大会での初タイトルを目指すベルギーは、優勝候補の一角になるだろう。

 ベルギーのロベルト・マルティネス(Roberto Martinez)監督は「9チームに欧州選手権で優勝する力があるようにみえる」「逆境にいかに立ち向かうのかという点が違いを生むだろう。チームメートのために自らを犠牲にすることが必要」とコメントした。

 グループCでは、オランダが北アイルランドに3-1で勝利。メンフィス・デパイ(Memphis Depay)が終盤に2ゴールを挙げたオランダは、同組の首位に浮上した。

 3位に終わった2014年のW杯(2014 World Cup)以来となる主要国際大会の出場を目指しているオランダは、ドイツと北アイルランドと勝ち点で並んだが、直接対決の結果により首位に立った。この3チームの中では、北アイルランドだけ消化試合数が一つ多い。

 グループEでは、クロアチアがホームでハンガリーを3-0で下して首位の座をキープし、ウェールズと1-1で引き分けたスロバキアが2位に浮上した。

 5分にルカ・モドリッチ(Luka Modric)が先制点を奪うと、ブルーノ・ペトコビッチ(Bruno Petkovic)にも2ゴールが生まれたクロアチアは、3位ハンガリーに4ポイント差をつけている。

 またグループGでは、ポーランドがロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)のハットトリックでラトビアに3-0で勝利し、イスラエルを3-1で下した2位オーストリアとの勝ち点差を3のままとした。

 レワンドフスキはクラブと代表を合わせて、これが今季18点目となった。(c)AFP/Jed Court