【10月9日 AFP】ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)に出場しているスコットランド代表のグレガー・タウンセンド(Gregor Townsend)ヘッドコーチ(HC)は9日、準々決勝進出を懸けた13日の日本戦では「寸分たがわぬ」試合をしなければならないと話した。

 スコットランドはこの日、アダム・ヘイスティングス(Adam Hastings)の活躍などで合計9トライを奪い、今大会未勝利のロシアに61-0で完勝。横浜で行われる日本との試合は大注目の一戦となる。日本は強豪アイルランドから番狂わせを演じるなど3連勝でプールAの首位に立っている。

 日本は非常に規律の取れたチームだと評価するタウンセンドHCは、ボールを保持している時間を最大限に活用しなければならないと強調しながら、「日本戦ではあらゆる面で寸分たがわぬプレーをしなければいけない」と話した。

 初戦でアイルランドに3-27で敗れたスコットランドは、サモアに34-0で快勝して息を吹き返した。HCも「アイルランド戦はすでに過去のこと。しかるべき場面でベストなプレーができずにチャンスを逃した」「次の試合に向かう中で、アイルランド戦後に選手たちが見せてきた姿は文句のつけようがない」と話す。

「ここ2試合は、トライはおろか得点すら与えていない。これはとても自信になる」「もしボーナスポイントを獲得していなければ、13日の試合はもっと厳しいものになっていたはずだ」

 日本戦は4日後と厳しいスケジュールの中、タウンセンドHCはこの日、グレイグ・レイドロー(Greig Laidlaw)、フィン・ラッセル(Finn Russell)、スチュアート・ホッグ(Stuart Hogg)、ブレイド・トムソン(Blade Thomson)、ジョニー・グレイ(Jonny Gray)ら主力を温存するなど、31人のメンバーでやりくりしている。

「われわれは常にスケジュールの問題を抱えている」「試合に臨むにあたって相手は休養十分だということは分かっているので、これはチャレンジだ」「あしたしっかりと回復することがとても重要。そして日曜日(13日)に最高のプレー、最高のラグビーをする」 (c)AFP/Luke PHILLIPS