【10月9日 AFP】ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)は9日、プールAの試合が行われ、スコットランドはアダム・ヘイスティングス(Adam Hastings)が26得点を記録するなど合計9トライをマークし、ロシアに61-0で完勝。日本との最終戦は準々決勝進出を懸けた大一番となる。

 34-0で快勝したサモア戦からメンバーを14人入れ替えたスコットランドは、日本に10-30、サモアに9-34、アイルランドに0-35で敗れて3連敗中の世界ランキング20位ロシアを一蹴した。

 スコットランドのグレガー・タウンセンド(Gregor Townsend)ヘッドコーチ(HC)は、13日に横浜で行われる日本戦を見据えてグレイグ・レイドロー(Greig Laidlaw)、フィン・ラッセル(Finn Russell)、スチュアート・ホッグ(Stuart Hogg)、ブレイド・トムソン(Blade Thomson)、ジョニー・グレイ(Jonny Gray)ら主力を温存した。

 それでもスコットランドは、元同国主将のレジェンドであるギャビン(Gavin Hastings)氏を父に持つヘイスティングスが、圧巻のパフォーマンスでチームをけん引。控え組に勝利を託したタウンセンドHCは賭けに勝った。

 この結果、スコットランドは勝ち点を10に伸ばした。プール上位2チームが決勝トーナメントに進出できる中で、全勝の日本が同14で首位に立ち、12日に福岡でサモアと戦う同11のアイルランドが2位につけている。

 タウンセンドHCは試合後、「2試合ある週の第1ステージが終わった」と語り、「日本のことはしっかり研究してきた。それは彼らも同じだと分かっている。相手は長い休みを挟んで全試合に臨んでいるが、こちらは最高のパフォーマンスをしっかりと見せるだけだ」「そうしないといけない。日本は非常に良いチームだから」と続けた。(c)AFP/Luke PHILLIPS