【10月4日 AFP】ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)の観戦チケットの販売枚数が、目標としていた180万枚に到達したことが分かった。主催者側が4日、発表した。

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 ラグビーの伝統国ではない日本でのW杯開催ということで、開幕前には客足が伸びないのではないかという不安もあったが、ここまで大勢のファンが詰めかけ、強豪国以外の試合でも会場を満員にしている。

 統括団体のワールドラグビー(World Rugby)のビル・ボーモント(Bill Beaumont)会長は、今大会は「日本と世界のラグビーファミリーの心をつかんでいる」とし、日本の運営を祝福した。

 その一方で、公式サイトで購入できるチケットが「限られた」数しかなくなってきた中で、「チケット詐欺や不正転売、偽造チケット、そして非公式サイトに関連した避けられない問題」も発生。中には不正にチケットを購入し、入場を拒否されたファンもいるという。

 プール戦が佳境に入り、大会が決勝トーナメントに突入していく中で、こういったトラブルは増える可能性が高いと主催者側は言う。ボーモント会長は、「まだチケットは購入可能だが、われわれからファンへのアドバイスとしては、がっかりしたくなければ、正規のルートを通じて買うことだ」と話した。(c)AFP