【10月4日 AFP】ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)を主催するワールドラグビー(World Rugby)は3日、南アフリカ対イタリア戦を国際宇宙ステーション(ISS)で放送すると発表した。ラグビーW杯が宇宙空間で放送されるのは初めて。

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 ワールドラグビーは、ラグビーの大ファンで、今週は任務のためISSにいるイタリア人宇宙飛行士のルカ・パルミターノ(Luca Parmitano)氏のため、特別なフィードを用意した。

 欧州宇宙機関(ESA)に所属するパルミターノ氏は、「ラグビーは友情とチームワークが必要とされる素晴らしい競技だ」「トライを決めるために一丸とならなければいけないように、ISSでは宇宙飛行士と世界中の地上スタッフがチームとなって『トライ』、つまり私たちの目標である宇宙探索や科学技術の発展に挑んでいる」とコメントした。

 この試合は両国にとって大きな一戦であり、現在イタリアがプールBの首位に立つ中で、南アフリカにもミスをする余裕はない。

 イタリアの主将セルジオ・パリッセ(Sergio Parisse)は、「金曜日(4日)の試合が宇宙空間で放送されると知って信じられない気分だ。ラグビー、そしてラグビーW杯は、まさにボーダーレスだ」と喜んだ。(c)AFP