マレーが全米4強の強豪破る、術後最大の白星に手ごたえ 中国OP
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【10月2日 AFP】テニス、中国オープン(China Open 2019)は1日、男子シングルス1回戦が行われ、元世界ランキング1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は7-6(7-2)、7-6(9-7)で大会第8シードのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)に勝利し、2回戦進出を決めた。
全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)で4強入りした世界13位のベレッティーニを破り、キャリア続行の望みをかけた1月の股関節手術後で最大の勝利を挙げたマレーは、2回戦で同胞のキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie)と対戦する。
マレーは試合後、シングルス復帰戦となった8月のウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2019)を振り返って「高いレベルでプレーできている感じがしなかった」と話すと、カムバック後のツアー初白星を記録した前週の珠海選手権(Zhuhai Championships 2019)を引き合いに出し、手ごたえを口にしている。
「先週は2回戦負けだったものの、ツアーレベルのテニスをプレーしている感覚があった」「先週は自分にとって大きな一歩となった」「良い方向に進んでいると思う」
また、今後は焦らないことが重要になると続け、「ここからは、とにかくコンスタントに試合数をこなし、1週間で3、4試合プレーすることに慣れていく必要がある」「現時点のレベルでは、その準備ができているか分からない」「だから、きょうみたいな試合をくぐり抜けていくことで、そこにより早く到達できると思う」と付け加えた。
同日に行われた試合では、19歳の期待の新鋭フェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)が6-3、6-4でアルベルト・ラモス・ビノラス(Albert Ramos-Vinolas、スペイン)を下し、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)との注目対決へ駒を進めた。
トップシードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)はリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)を6-4、6-1で退け、初戦突破を果たしている。(c)AFP/Peter STEBBINGS