【9月28日 AFP】女子テニス、武漢オープン(Wuhan Open 2019)は27日、シングルス準決勝が行われ、大会連覇を狙う第9シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)が7-5、6-4で第1シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)を破り、決勝進出を決めた。

 このところはスランプ気味だった21歳のサバレンカだが、この日は世界ランキング1位のバーティを相手に24本のウイナーをたたき込むと、ブレークポイントは5本中4本をセーブし、完全復調をアピール。これで同大会では11連勝、中国での通算成績も28勝6敗とした。

 不振を経ての勝利について、サバレンカは「本当にたくさんの意味がある」と話し、昨年にタイトルを獲得した時よりもうれしいと付け加えた。「去年よりずっと良い気分。今年はタフなシーズンになっている。きょうのようなレベルに戻って、より楽しめるようになったと感じる」

 一方、第2セット途中に左ふくらはぎに治療を受けたバーティは軽傷を強調したが、シーズンが終盤戦に突入していく中で注意する必要があるとして、「シーズンのこの段階では体の声に耳を傾けないといけない」「いくつかできないことはあった」とコメントした。

 勝利を収めたサバレンカは、第5シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)を7-5、7-5で破った米国のアリソン・リスケ(Alison Riske)と決勝で顔を合わせる。(c)AFP