【9月27日 AFP】女子テニス、武漢オープン(Wuhan Open 2019)は26日、シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)はペトラ・マルティッチ(Petra Martic、クロアチア)を7-6(8-6)、3-6、6-3で下し、今季のツアーで6度目となる準決勝進出を果たした。

 世界ランキング1位のバーティは、見どころの多いこの準々決勝で39本のウイナーを記録するなど印象的なプレーを披露。第1セットと第3セットの序盤に崩れはしたが、芸術的なショットメークで巻き返し、3年連続となる4強入りを果たした。

 全仏オープン(French Open 2019)女王のバーティは、「クオリティーが非常に高い試合だったと思う。ここ最近では、最も良い試合の一つだったかもしれない」とコメントした。

「どちらに転んでいてもおかしくなかった。それでも、終盤のプレー内容は満足のいく内容だった。第3セットのサービスゲームでは相手に大きなプレッシャーをかけられた」

 一方、世界22位のマルティッチは、今年3月からフルセットマッチで負け知らずだったが、その連勝記録は16試合でストップすることになった。

 また他の試合では、第9シードの前年女王アリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)がワイルドカード(主催者推薦)のエレナ・リバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)を6-3、1-6、6-1で下した。

 サバレンカは中国での大会で27勝6敗という成績を収めており、武漢オープンではこれで10連勝となった。

 バーティは27日の準決勝でサバレンカと対戦予定。バーティは前年大会の準決勝で強打のサバレンカに敗れており、通算での対戦成績は2勝2敗となっている。(c)AFP/Reem Abulleil