【9月25日 AFP】パキスタン北東部で24日、震源の浅い地震があり、警察幹部によると少なくとも19人が死亡、300人以上が負傷した。地震で道路には自動車の大きさほどの亀裂ができ、インフラに大きな被害が出ている。

 パキスタン各地の都市では、地震により人々が屋外に避難。震源地周辺では道路にできた亀裂に自動車が転落し、揺れで逆さまになった自動車もあった。

 米地質調査所(USGS)によると、地震の規模はマグニチュード(M)5.2、震源はカシミール(Kashmir)地方の都市ミルプール(Mirpur)近郊で、農村部のパンジャブ(Punjab)州ジェラム(Jhelum)から北へ約20キロの地点。

 AFP記者によれば、現地の主要道路2本のうちの片方で深さ1メートル以上の亀裂が複数生じ、中には近くの運河の水が流れ込んだものもあった。軍の報道官によると、兵士らと「航空・医療支援」チームがカシミール地方の被災地に派遣された。(c)AFP/Nasir JAFFRY and Zain ZAMAN