【9月23日 AFP】ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)は23日、プールDの試合が行われ、ウェールズがジョージアを43-14で退け、白星発進した。シックスネーションズ(Six Nations Rugby 2019)王者のウェールズは豊田スタジアム(Toyota Stadium)で6トライを挙げ、ボーナスポイントも獲得している。

 この勝利でウェールズは、同組の最大のライバルであるオールトラリアに対し、プールステージ1位通過は譲らないというメッセージを送った。それと同時に、賭博行為の疑いでロブ・ハウリー(Rob Howley)アシスタントコーチが帰国させられた影響に対する懸念の声も払拭(ふっしょく)している。

 ウェールズは前半、ジョナサン・デイビス(Jonathan Davies)、ジャスティン・ティプリック(Justin Tipuric)、ジョシュ・アダムズ(Josh Adams)、リアム・ウィリアムズ(Liam Williams)が計4トライを挙げ、ボーナスポイントを獲得したが、後半に入るとジョージアが力強いスクラムで息を吹き返した。

 ジョージアは後半、立ち上がりからミルトン・ヘイグ(Milton Haig)ヘッドコーチ(HC)がまさに求めていたようなプレーを披露。シャルヴァ・マムカシヴィリ(Shalva Mamukashvili)がラインアウトから見事なトライを奪い、テド・アブジャンダゼ(Tedo Abzhandadze)がコンバージョンキックを決めた。

 前半とは打って変わって攻勢に出たジョージアだったが、ウェールズはジョージ・ノース(George North)のグラバーキックをトモス・ウィリアムズ(Tomos Williams)が押さえて5トライ目を奪った。

 ジョージアはゴールライン手前からレヴァン・チラチャヴァ(Levan Chilachava)が飛び込んでトライを奪い返したが、ウェールズはウィリアムズの鋭いステップワークからの華麗なオフロードパスを受けたノースのトライで駄目を押した。

 ウェールズのウォーレン・ガトランド(Warren Gatland)HCは試合後、「前半は良かったし、ハーフタイムの時点で非常に満足していた」「後半は少し乱れてしまった。ボールが滑りやすく、ハンドリングが難しかった。良いトライもいくつか決めることができたし、ボーナスポイントも獲得できて満足している」と話した。(c)AFP