【9月23日 AFP】ラグビーオーストラリア代表を解雇されたイズラエル・フォラウ(Israel Folau)が、13人制のラグビーリーグでの電撃復帰を計画していることが23日に分かった。

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 トンガラグビーリーグ協会(TNRL)が、フォラウは自身の兄弟と共に13人制トンガ代表として、来月のオセアニアカップ(2019 Oceania Cup)に出場すると発表。フェイスブック(Facebook)上で「イズラエル・フォラウとジョン・フォラウ(John Folau)はラグビーリーグに復帰し、マテ・マ・トンガ(Mate Ma’a Tonga、13人制トンガ代表の愛称)でプレーする」と述べた。

 しかし、国際ラグビーリーグ連盟(RLIF)のピーター・ビーティー(Peter Beattie)副会長はシドニー・モーニング・ヘラルド(Sydney Morning Herald)紙に対し、トンガ人の両親を持つフォラウに同国代表としてプレーする許可は出していないと話している。

「RLIFの現役員メンバーの一人として、今回の件について議論されたり、言及されたりしたことは一度もないと断言する」

 敬虔(けいけん)なクリスチャンであるフォラウは、同性愛者や自分が罪人とみなす人々には「地獄が待っている」とオンラインで発言したことで、5月にオーストラリアラグビー協会(Rugby Australia)に解雇されていた。フォラウは現在、不当解雇などを理由に協会を提訴し、その審理が来年2月に控えている。(c)AFP